「生感」と上品で繊細な和のイメージ表現にこだわったパッケージ
株式会社小倉屋山本 様
昆布加工品を中心とした商品を提供し、創業170余年、大阪浪速を代表する老舗、株式会社小倉屋山本様より生ふりかけ用シールとラミ袋のデザイン依頼をいただきました。ラミ袋は様々な商品に使用する共通袋となるため、時代に流されずに愛され続けるモノを作るための「素材の選定」「加工の技術」「職人の技へのこだわり」を繊細なモチーフで表現しながら、新しさも感じられるデザインを目指しました。
波の模様をラインで表現
日本庭園の「枯山水」からインスピレーションを受け、均等な細いラインを並べることで波を表現しました。ラインの幅を変えることで波に動きを与え、繊細で上品な雰囲気に仕上げています。
様々な商品に使用する共通袋となるため、情報を削ぎ落としてシンプルに仕上げることを大切にし、背面には和紙雲龍の柄を用いることで和の要素をさりげなくプラスしています。
商品のこだわりを伝えるイメージ写真
「生ふりかけ」をロゴ風に表現したり、「生ふりかけ」の生感を伝えるべくイメージ写真を接写で撮影したりと、商品の特徴をしっかりと伝えるデザインを目指しました。イメージ写真は生感を表現するため、あえてツヤ感を抑え、しっとりとした印象に仕上げています。
シールの背景は落ち着いた色味を採用することで白いご飯の上に乗る商品に目がいくよう視線の誘導を図ると共に、文字のバランスや余白を大切にしました。
サービスカテゴリー
営業担当:赤木 大志 デザイナー:横山 沙代子