山一株式会社

シール  top

土と米のこだわり、大地の力を、力強い稲穂で表現
ディオニー株式会社様

ディオニー株式会社は、1950年に設立した京都市伏見区のナチュラルワインインポーター 兼 国産酒類卸及びエクスポーターで、「酒」「食」「語らい」を通じて、心豊かな社会の実現に貢献することを使命とされています。​今回、ディオニー様より日本酒のシールデザインのご依頼をいただきました。日本酒「耕地 朝日」は岡山県の菊池酒造が、木村秋則氏の自然栽培法に基づき、農薬・肥料・除草剤に頼らず育てた「朝日米」で醸した純米吟醸酒です。自然栽培の土づくりからこだわって育てた米を使った日本酒「耕地」のイメージを、大地にしっかりと根を張る稲の姿で力強く表現しました。

“表紙”

昇る朝日に、米の名を込める

朝日をイメージした温かみのあるグラデーションに、力強く大地に根を張る稲穂と、奥行きのある広がりを感じさせる田園風景を組み合わせることで、岡山の自然栽培米「朝日米」が育まれる恵まれた風土や自然の豊かさを視覚的に表現しました。背景に昇る朝日は、米の名称「朝日米」と重ね、希望や始まりの象徴としての意味も込めています。また、「奇跡のりんご」で有名な木村氏が使用米の栽培を指導されたため、土壌の中にりんごのシルエットを隠し絵のように忍ばせ、遊び心をいれたデザインに仕上げました。 

“表紙”

控えめな輝き、上品な存在感

商品名には、あえて光沢を抑え、落ち着いた印象を与えるマット調金箔を採用しています。その控えめな輝きが、シール全体のデザインや色調と調和しつつも、さりげなく高級感を演出します。上質で洗練された印象を与えるだけでなく、視覚的にも柔らかく上品な存在感を放ち、手に取る人に特別な印象を残す仕上がりになっています。 

“中面

クラシックな印象で惹きつける、品格のある書体

使用書体は、欧文は「Birch Std」と和文では「DNP 秀英にじみ初号明朝」。Birch Stdは1879年の木活字「Latin Condensed」が基で、判読性に優れる角張ったセリフが特徴。秀英にじみ初号明朝は、活版印刷のにじみを再現し、力強く重厚な印象を与える見出し向け書体です。

サービスカテゴリー

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担当営業:服部 浩明  デザイナー:Nōbu

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