春夏秋冬を水彩タッチでシンプルに表現したパッケージ
株式会社髙野屋貞広 様
京菓子の老舗「株式会社髙野屋貞広様」の通年使用されるもなかの単品箱デザインを行いました。高野屋貞広様では、熟練の京菓子職人がひとつひとつを手作りで作業しています。今回、季節ごとにデザインの変わる「四季最中」の単品箱をリニューアルするということで、京菓子職人による伝統の技術と、四季折々の自然の美しさを映した髙野屋貞広様の京菓子を上品に伝えるパッケージとなるようデザインしました。
伝統と和のイメージを大切にする
もなかの名前の由来は平安時代、宮中の月見の宴で、源順(みなもとのしたごう)という歌人が詠んだ「水の面に 照る月なみを かぞふれば 今宵ぞ秋の 最中なりける」という句にちなんで誕生したと言われています。昔ながらのお菓子であるもなかのリニューアルパッケージということで、新しいデザインを目指しながらも商品名は筆書きの文字と落款を採用し、伝統と和のイメージを大切にしています。
四季の彩りを箱全体で表現
もなかを1個入れる単品箱で、80×75×45mmの小さな箱となることから、組み立てた際の全体のまとまりを意識してデザインを作成しました。天面と側面のデザインの柄が繋がり、一つのモチーフとなるよう設計することで、シンプルながらもまとまりのあるデザインを実現しています。
サービスカテゴリー
担当営業:岸本 淳子 デザイナー:横山 沙代子