山一株式会社

素麺フィルムパッケージ  top

必要十分の美、紺と白、2色で魅せる素麺のフィルムパッケージ
巽製粉株式会社 様

明治10年創業、奈良県桜井市にて製粉業から始まった巽製粉株式会社様は、長年にわたり手延べ素麺の伝統と技術を受け継ぎ、品質にこだわった製品づくりを続けられています。今回、長崎県 島原手延べ素麺を量販店様向けに新たに販売されることとなり、ピロー包装フィルムのデザインをご依頼いただきました。量販店様の顧客層に合わせ、シンプルでありながらも、製品のこだわりや商品特徴を効果的に訴求できるデザインを目指しました。 伝統的な製法で作られる長崎・島原の手延べ素麺にふさわしい品格、清涼感の表現に濃紺のカラーを採用。裏面表示やJANコードの視認性、可読性も考慮しています。限られた色数の中で情報の伝達と印象の両立を図りました。

“表紙”

細部へのこだわりで完成度を高める

素麺の束の上下が自然に整いづらいため、フィルム包装された際の素麺の位置や白のグラデーション濃度を印刷会社と慎重に調整し、白の印刷で上下を隠す処理を施しました。また、素麺の紙帯は陳列時に少しずれて見えることがあるため、デザインでカバーし、すっきりとした印象を与えています。細部の調整を行い製品の見え方を大切にしています。

“表紙”“表紙”

アミの濃淡を使用したイラスト表現

職人のイラストを配置し、手延べならではの丁寧な製法を訴求しています。もみじの葉やすだれ模様は紺色のインクのアミを用いて表現しています。

【アミとは】
色の濃淡を表現するために、網点技法を用いて印刷物のトーンを調整する技法。同じインクを使用し、網点技法を駆使することで、色数を増やさずに多様な色調や濃淡を表現できます。

サービスカテゴリー

サービスカテゴリー

担当営業:服部 浩明 デザイナー:坂田 楓子

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